【映画】荒井由美の「ひこうき雲」を改めて聴いたんだが

キャロルキングだな、これ。

ひこうき雲、名曲です。

映画『風立ちぬ』のほうですが。

これはねえ、だめだと思う。

だめというか、俺がスタジオジブリに期待しているものをいま忠実に作り続けているのは、宮崎駿ではなく宮崎吾朗だった。

『コクリコ坂から』が大変すばらしい作品でしたからね。

同類のリアリズムを期待していたのかもしれない。

じゃあ、この映画が嫌いかというと、それがそう単純な話ではないんだよな。

つまり、好きか嫌いかでいえば、好きです。

宮崎駿ほどの功労者というか、巨匠だけが撮れる種類の映画っていうのがあって、この『風立ちぬ』はまさにそういう映画だと思う。

無名の作家がこのシナリオをもっていって、そのまま映画化してくれるようなメジャースタジオはありえない。

だからこそ、そういう映画にしかない唯一無二の何ものかがあると思う。

二郎と菜穂子の挙式のシーンはガチで笑いましたからね。みたことないよあんなシーンは。

あと、飛行機のエンジン音をすべて声帯模写でやってましたね。

あれって、ハウルの動く城の戦争を描写するシーンで出てきた不気味な何か、に共通するものですよね。

宮崎駿監督独特の得体の知れない何かが印象として強く残っている。

ひじょうに作家性の強い作品だとおもう。

人にはすすめないけれど、観てよかった。そんな映画でした。

コクリコ坂から [Blu-ray] ひこうき雲 つづれおり

5年前

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