「WiiUはゲームをテレビから解放する」
任天堂・岩田聡社長ロングインタビュー(中)
実際にWiiUを使ってくださっているお客様はまだ多いとは言えませんが、使ってくださっている方からは「この構造を知ったら、もう元(普通のゲーム機)には戻れない」との声も届いている。ただ、その声はまだ社会のマジョリティになっていません。その声を広げる努力を今年の後半にしっかりしなければならない、と思っています。
東洋経済のサイトに載った任天堂岩田聡社長のインタビューの一部です。
先日、国内100万台を達成したWiiUですが、セールス的にはまだまだ厳しい状況にあります。
WiiUがんばってほしいなあ。
ゲームパッドについて、批判的な意見が目立ちますね。
俺も買って遊ぶ前はゲームパッドっているか?って思ってたけれども、遊んでみてそのよさがわかったということは、以前どこかで書きました。
これはやっぱり使ってみないと伝わりにくい部分なのかな。
今って据え置きゲーム機とそこでリリースされるゲームがどんどんボリュームアップしているでしょう。
PS4やXBoxOneなんかの次世代機などを見ると、表現力がさらに進化して、開発規模も大きくなっていってる。
もはや娯楽の域を超えてアートになろうとしてるんじゃないかって思う事もある。
少人数、低予算のインディーズの動きも活発になっていますが、そういうチームでは次世代機の最新技術をフルに活用する規模のゲームは作れないでしょう。
そんな風にいろいろ考えてみると、WiiUって実は絶妙なバランスを保ってると思うんですよ。
据え置きゲーム機って、パソコンのグラフィックカードみたいなことじゃないでしょ、と。
ファミコン全盛期のころのテレビゲームの位置ってこんなだっけ、と。
据え置きのテレビゲームって、もっと生活家電みたいな身近なもんじゃなかったか、と。
技術を突き進める方向はあっていい。でも任天堂には社会人がサラリーマンがおかあさんおとうさんが、そして子供達が遊べるエンターテイメントを突き詰めてほしいね。もちろんWiiUでね。