【雑記】「真剣」読了

新潮文庫版「真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱」読みました。

面白かった。

時代小説はほとんど読まないので、面白かったくらいしかいえないのですが、この小説の主人公は竹刀を創った人でもあるそうですね。

Wikiの「竹刀」を引用するとこう書かれている。

安土桃山時代に一部の剣術流派(新陰流の上泉信綱といわれる)で安全な稽古のために袋シナイが考案され、江戸時代に入ると全国各地で使用されるようになった。

中学3年の頃、うちの中学に初めて剣道部が新設されて、ずっと剣道にあこがれてた俺は即効で入部したんだけど、そんなこと全然知らんかった、わはは。

剣道のウデマエの方は、まぁ、中3といえば高校受験を控えて秋には引退なので、実質練習したのが数ヶ月。推して知るべしである、わはは。

いつかどこかで竹刀を目にすることがあると、これは新陰流の開祖、上泉信綱が稽古のために考案したんだよ、と語れる薀蓄がひとつ出来た。

内容の方は、アマゾンのレビューにあるとおり、傑作です。個人的には、信綱の陰流の師、愛洲移香斎の海賊時代の思い出話が大好きです。

あと、本編とは直接関係はないけど、著者自身のあとがき「阿呆舟の途方」でつづられた著者が本書を書くまでの経緯が、とても興味深かった。

クリエーターが傑作を生み出すときのきっかけってこういうことなのかもしれないなあと。

ただ、この本、新品では売ってないんだよね。現在出版社では絶版らしく、在庫もないそうです。俺は中古で買いました。

3年前

2 コメント

  1. 体験した者にしか解らないこと、沢山あります。たとえ数ヶ月でもデザさんが面を通して見た風景、籠手の感触、胴の重さ、手拭いの肌触りは一生記憶に残る財産でしょう。目に見える素敵なものは世の中にいっぱいありますし、お金があれば世の中の悩みは大体解決しちゃいます。お金は大切に。それはもう繰り返し繰り返し念を押した上で、それでも最後の最後に抱えていたいのはやっぱり目には見えない愛しい何かなんだと言い切りたい。

    誰かと交わした小さなやりとり。心が通じたと思えた刹那の時間。そういう瞬間はあっという間に過ぎ去りすぐ平凡な毎日に呑み込まれていきますけど、その小さな奇跡をうっすらと積み重ねていく毎日の中にこそ自分がいるのだと、そう思えてなりません。自らの心の動きに過敏過ぎてはいけませんが、今、自分は心から大事だと思うものに向かっているのか。時間を無駄にしていないか。自らに問う姿勢がいかに大事かということをこの本は教えてくれている気がします。

    本作を手にとってくださって、ありがとうございました。
    ステイ フレッシュですよ、デザさん。

    1. じまさん、ほんと面白かったです。

      長編小説なんて、人に勧められてもそうそう読めるものではありませんが、じまさんの紹介を読んで、とても興味をそそられました。あれがなかったらきっと一生読むことはなかったと思います。竹刀の考案者を知ることもなかったでしょう(笑)

      そういえば、昨日紹介されてた映画「ボビー・フィッシャーを探して」もまた面白そうですね。映画はとても好きで、一時期は一日中5本も6本も観てた時期がありました。最近はほとんど観なくなりましたが・・・

      ちょうどTSUTAYAでアメリカンスナイパー借りようかと思ってたので一緒に借りてみます。じまさんの勧める映画にはずれ無し、確信してますよほんと。

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