小林よしのりの『卑怯者の島』読了。
漫画なので一気に読めました。うん、面白かった。
戦争の描写としては、まぁ、普通。
極限状態の心理描写や思考の描写が出てくるけど、それもまあ説得力がある、というくらい。
個人的には、実際には、心理とか思考とか、そういう類のものとは別なんじゃないかと思うんだよな。
不安とか恐怖とかそういう情緒がメインにあって、その感情のおまけとして心理や思考がついてくるようなものなんじゃないかと思う。
そういう帯なんかで取り上げられている点よりも、物語、プロットが良くできていると感じた。
あと、この小林よしのりという漫画家は、昔から女を描くのが上手いなあと思う。
絵が特別上手いというわけじゃないんだろうけど、色気があるんだよな。
いわゆる萌え絵よりもよっぽど魅力的に感じるのは、俺がオッサンだからかもしれない。
今日も、書く事ないので読書感想文になってしまった、わはは。
オススメです。
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カテゴリー: 雑記
俺も読んだよ
女にはわからんやろなあとかゆうてるとこがシミたわ。
男はほんとにバカで悲しい。蟻やな。昆虫や。
イノリイ!久しぶりです。元気してますか。
俺の方はちゃんと仕事してるで(笑)
もちろんゲーム制作もやってまっせ。
穴倉にこもって葛藤する男たちの場面は、実際に戦場に行ってなくてもなんか実感として理解できる気がしました。これに似た経験を多かれ少なかれやってるんだろうな。
本筋ではないけど、男と女の描きわけが妙にリアルだったよね。死にに行くってそういうことで、生き残るってそういうことなんだろうなあと。
でも近い将来、男女関係なく戦場に赴くような時代がくるかもね。そうなるとまた別の類の葛藤が起こったりするんだろうなあ。人間って結局、蟻です。昆虫です。