本書とPCとUnity4さえあれば、解説にある手順に沿って進めるだけで、章毎にゲームの完成まで進むので、Unityの初学者にとっては非常に役立つ本だと思う。
まさに入門。
ただし、それだけに本書で完成したゲームは、公開して遊べるレベルの内容ではない。
いわゆるHallo Worldに毛が生えた程度というと言い過ぎかもしれないが、そこは入門。
Unity4の使い方とゲーム作成の流れについて、つぼを押さえた解説で効率よくスピーディに学べる。
この手の書籍にありがちな付録のCDロムもありません。
※とはいえ出版社のサイトからサンプルプロジェクトをダウンロードすることが可能だ。
全部ゼロから作る、もしくはアセットストから無料で調達する方針で書かれているため安心して学べる。
俺の場合、プログラミング経験者ってこともあるかもしれないが、今日一日で七割は進んだ。
明日には修了するだろう。
できたゲームはここでブラウザゲームとして公開することも可能だけど、遊べるほどのものではないのでスクリーンショット程度にしておきます。
たとえば四章では、3DCGのキャラがフィールドを動き回るサンプルが小一時間ほどで作れて、Unityってこういうものか、というのが学べる。
五章では、タイトル→ゲーム開始→ゲームオーバー→タイトルに戻る、という一般的なシーケンスの作成手順についても解説されている。
また、スマホアプリの開発についても気を配っていて、Unity Remoteというスマホアプリを使ってスマホ実機での動作確認も行える。
ところで、この五章のサンプルゲームのスマホ対応版についてですが、俺の環境ではうまく動作しなかった。
おそらくプログラムのバグと思われるため、Unityライブラリ辞典を調べて修正してみたらうまく動いた。
初学者がこの章で躓いてしまわないようにプログラムの修正方法を別記事にまとめておきます。