テキスト五章のSF環境テクスチャの作成中。
本来なら少なくとも数点のテクスチャを作って、SFシーンらしきものに仕上げてアップする予定だった。
けれども、とんだ大誤算があって(後述)、ようやっと一枚仕上げて、Unityの基本オブジェクトに貼り付けてみた。
繰り返しパターンの見映えを確認するために×2、×4のマテリアルと並べてある。
下段はUnityの無料アセットのトゥーンシェーディングを適用したもの。
全体をアニメ調にする場合は、背景オブジェクトはテクスチャレベルでアニメ調に調整して、通常のマテリアル設定にしたほうが無難かもね。見映えはもちろん、パフォーマンス的にも。
市販の水準から言えば確かにしょぼい。まだ法線マップも組み込んでいないからのっぺりしてるしね。
しかしまあまったくの初心者でも案外作れるもんだ。
なんてことはない、テキストに書いてある手順どおりにやっただけだ。高いだけの価値はあった。
さて、ここからは冒頭で触れた大誤算について。結構重要です。
Photo Shop CC がテクスチャ作成という点では結構つかえないのな!
CCはクラウド版で、今後アドビはこの形態での販売に移行するとかしないとか。
それはともかく、こいつがまぁなんというか、パッケ版(最新はCS6?)に比べて結構重要な機能が外されているっぽくて面食らった。
たとえば、フィルターのフィルターギャラリーがごっそりない。ググってもあまり情報はないし、どうもなくなっているっぽい。
色鉛筆フィルタとかフレスコ画フィルタとか、かなり昔のフォトショップ使ったことあったけど、この辺のフィルター普通にあったよね。
それがないのである。
どうも、クラウド版ではフィルターギャラリーに替わる機能として、オンラインストアから欲しいフィルターを購入して使ってね、ということのように思える。きっとそうだ。実際にどっかのメニューからその手のサイトに飛ばされたし。
もちろん、テキストの著者はそんな事情を知るべくもなく、本の手順をそのままなぞるわけにはいかなかった。
そのため、その代わりになるような画像修正ソフト(もちろんフリー版)を落としてきて、間にかましつつ、なんとか見た目を近づけての冒頭のテクスチャなのである。
いくら安いからってそりゃないよアドビさん。
なんちゅう商売しとるんや。世の中のデジタルアーティストの方々は、だれもこの体制をおかしいと思わなかったのか。
まこと、この世はお金を払わない(払えない)人にはとても冷たい。
いつかC++きわめて、OpenGLあたり使いこなせるようになったら、無料の画像のフィルターツールいっぱい作って、ふくしゅうじでやる。
そのころになったら、俺もいっぱしのアーティスト気取りで、今のこの気持ちなんて忘れているのかもしれないと考えると、なんか切ないね。
ところで、捨てる神あれば拾う神あり。
上の理由できなかった色鉛筆フィルターやフレスコ画に近い事をやってくれるフリーソフトはこちらです。
とても使いやすい。もちろん無料。こういう人がいるから、世の中捨てたもんじゃない。